香炉

拝礼の場

香炉こうろ

お寺の入口付近に置かれる香を焚く器。煙を体に浴びて身を清める。

香炉はお寺の入口や本堂前に置かれた大型の器で、線香を立てたり抹香を焚いたりするために使われる。参拝者が線香の煙を体に浴びる「常香炉(じょうこうろ)」は多くの寺院で見られ、煙を体の悪い部分にあてると治るという民間信仰が広く親しまれている。頭に煙をかけると頭がよくなるとする言い伝えも有名である。

香炉の素材は青銅製が多く、獅子や龍の装飾が施された豪華なものもある。浅草寺の常香炉は特に有名で、参拝者が煙を全身に浴びる光景は東京の風物詩となっている。なお、この煙を浴びる風習は仏教の教義に基づくものではなく、あくまで日本で生まれた民間信仰とされている。