賽銭箱

拝礼の場

賽銭箱さいせんばこ

賽銭を納める木製の箱。拝殿前に置かれる。

賽銭箱は参拝者が賽銭を納めるための木製の箱で、拝殿の正面に設置されるのが一般的である。頑丈な欅(けやき)や檜(ひのき)で作られ、上部には格子状の隙間が設けられている。この格子は賽銭を入れやすくしつつ、手を入れて取り出すことを防ぐ防犯機能も兼ねている。

賽銭箱が普及したのは室町時代以降とされ、それ以前は直接神前にお供え物を置くか、「散銭(さんせん)」として銭を撒いていたとされる。初詣など大勢の参拝者が訪れる時期には、臨時の大型賽銭箱が設置されることもある。明治神宮では正月三が日だけで数億円の賽銭が集まるとされ、その回収と集計には専門のスタッフが動員される。