茅の輪

神事・年中行事

茅の輪ちのわ

大祓の際に境内に設置される茅製の輪。くぐって穢れを祓う。

茅の輪は大祓の行事で境内に設置される茅(かや)で編んだ大きな輪で、直径数メートルのものが参道に立てられる。参拝者はこの輪を「左回り→右回り→左回り」の順に八の字を描くようにくぐり、半年間の罪穢れを祓い清める。くぐる際には「水無月の夏越の祓する人は千歳の命延ぶといふなり」という和歌を唱える風習もある。

茅の輪くぐりの起源は、備後国(現在の広島県)の蘇民将来の伝説に由来するとされる。旅の途中で宿を求めたスサノオノミコトに、貧しいながらもてなしをした蘇民将来が、疫病を避ける茅の輪を授かったという物語である。この故事から「蘇民将来子孫也」と書いた護符を門口に掲げる風習が各地に残っている。茅の輪くぐりは6月末だけでなく、年末にも行う神社がある。