神輿

神事・年中行事

神輿みこし

祭りの際に神様を乗せて担ぐ輿。氏子たちが町内を練り歩く。

神輿は祭りの際に神様をお乗せして町を練り歩く輿(こし)で、「御輿(おみこし)」とも呼ばれる。神様が年に一度、神社を出て氏子の住む町を巡幸し、土地を祓い清め、人々に福をもたらすという信仰に基づいている。この巡幸を「渡御(とぎょ)」という。

神輿を激しく揺さぶる「もみ」や「差し上げ」は、神様の霊力を高めて周囲に振りまくという意味がある。東京・浅草の三社祭では100基以上の町神輿が勇壮に練り歩き、担ぎ手の「セイヤ、ソイヤ」の掛け声が街に響き渡る。一方、京都・祇園祭の神輿渡御は荘厳かつ格式高く、同じ神輿文化でも地域ごとに大きく雰囲気が異なる。神輿の屋根には鳳凰や葱花(そうか)が載せられ、金箔や漆で華やかに装飾されたものは美術工芸品としても高い価値を持つ。