放生池

境内の建物

放生池ほうじょうち

境内にある神聖な池。生き物を放つ放生会の場ともなる。

放生池は寺院や神社の境内にある神聖な池で、捕らえた魚や亀などの生き物を放して命を救う「放生会(ほうじょうえ)」の儀式が行われる場所でもある。殺生を戒める仏教の思想に基づいた慈悲の行為であり、放った生き物の命を通じて功徳を積むとされている。

宇佐神宮(大分県)の放生会は日本三大八幡祭りの一つに数えられ、720年に始まったとされる長い歴史を持つ。石清水八幡宮(京都)の放生会も有名で、毎年数千匹の魚が放流される。現代では生態系への配慮から、外来種を放つことが問題視されるケースもあり、在来種のみを使用するなどの工夫がなされている。放生池は蓮が植えられていることも多く、夏には美しい蓮の花が池面を彩る。