手水

心身を清める

手水ちょうず

手水舎で手や口を清める作法そのもの。

手水(ちょうず)は手や口を水で清める行為そのものを指す。古くは神事の前に川で身を清める禊が行われていたが、すべての参拝者に禊を求めるのは現実的でないため、手水による簡略化された清めの作法が定着した。

「ちょうず」という読みは「手水(てみず)」が音変化したもので、転じてトイレの婉曲表現「お手洗い」「ご不浄」と同じ文脈で使われることもある。これは用を足した後に手を洗う行為と手水の作法が重なったためとされる。茶道の世界でも、茶室に入る前に「蹲踞(つくばい)」と呼ばれる手水鉢で手を清める作法があり、清浄を重んじる日本文化の精神が幅広い場面に息づいている。