御本尊

拝礼の場

御本尊ごほんぞん

お寺の本堂に祀られる信仰の中心となる仏像や仏。

御本尊はお寺の本堂に祀られる信仰の中心となる仏像や仏画のことで、そのお寺の宗教的な核心をなす存在である。阿弥陀如来、釈迦如来、薬師如来、観音菩薩など、宗派や寺院の縁起によって祀られる仏さまは異なる。

御本尊の中には「秘仏」として普段は公開されず、数十年に一度だけ開帳されるものもある。奈良・法隆寺の夢殿に安置された救世観音像は、長らく白布に包まれた秘仏であり、明治時代にフェノロサと岡倉天心によって初めて開封された。善光寺の御本尊「一光三尊阿弥陀如来」は絶対秘仏とされ、僧侶を含め誰も直接見ることができない。代わりに7年に一度の御開帳では、御本尊の分身である「前立本尊」が公開され、全国から数百万人の参拝者が訪れる。