奉納

信仰・概念

奉納ほうのう

神仏に物品・絵画・芸能などを捧げること。燈籠や絵馬に記されている。

奉納は神仏に対して物品・金銭・芸能などを捧げることで、感謝や祈願の心を形にして表す行為である。奉納されるものは実に多岐にわたり、灯籠・鳥居・玉垣といった構造物から、酒・米・果物などの食物、絵馬・千羽鶴などの祈願品、さらには神楽・相撲・能といった芸能まで含まれる。

大相撲はもともと神社への奉納相撲が起源であり、現在も土俵上の所作には神事としての名残が色濃く残っている。横綱の土俵入りは神に力を捧げる儀式であり、塩をまくのは土俵を清める行為である。伏見稲荷大社の千本鳥居も、江戸時代以降に参拝者が「願いが通る(鳥居=通り居)」を願って奉納した鳥居が積み重なった結果であり、一つ一つが信仰の証として立ち並んでいる。