太鼓橋

境内の建物

太鼓橋たいこばし

太鼓のようにアーチ状に反った橋。境内の池などに架かる。

太鼓橋は太鼓の胴のようにアーチ状に反り返った橋で、神社仏閣の境内や日本庭園に架けられる。この急な反りには実用的な意味と精神的な意味がある。実用面では、橋の下を船が通れるよう高さを確保する目的があり、精神面では「この世」と「あの世」をつなぐ虹のような架け橋を象徴するとされる。

大阪・住吉大社の反橋(そりはし)は太鼓橋の代表格で、最大傾斜は約48度にも達する。かつては後醍醐天皇が渡ったとも伝えられ、この橋を渡るだけでお祓いになるとされている。また、亀戸天神社の太鼓橋は藤の花の季節に特に美しく、橋と藤棚が織りなす光景は歌川広重の浮世絵にも描かれた江戸の名所であった。