合祀

信仰・概念

合祀ごうし

複数の神様を一つの社にまとめて祀ること。

合祀は複数の神様を一つの社に合わせて祀ることをいう。小さな神社を統廃合する際や、新たに別の神を迎え入れる際に行われることが多い。明治時代の「神社合祀令」では、一町村一社を原則として全国で大規模な神社の統廃合が進められ、約20万社あった神社が約12万社にまで減少したとされる。

この神社合祀政策に対しては、博物学者の南方熊楠が激しく反対運動を展開したことで知られている。南方は合祀によって鎮守の森が伐採され、貴重な生態系が失われることを科学的見地から訴え、自然保護運動の先駆者として評価されている。合祀は信仰と行政の間で揺れ動いてきた歴史を持ち、現在でも過疎地域での神社統合が議論されることがある。