
参拝前・道中
下乗・下馬
ここから乗り物を降りて徒歩で参拝せよという石標。
下乗・下馬は「ここから先は乗り物を降りて歩きなさい」という意味の石標で、神社仏閣の入口付近に設置される。馬や駕籠が移動手段だった時代、身分の高い人であっても神仏の前では平等であるという考えから、ここで馬を降りて徒歩で参拝するのが礼儀とされた。
現在でも「下馬」の地名が各地に残っており、東京都世田谷区の「下馬」もその一つである。かつてこのあたりに馬をつなぎ置く場所があったことに由来するとされる。自動車時代の今日では実質的な効力はないが、古い神社では石柱が文化財として大切に保存されており、往時の参拝風景を偲ばせてくれる。