伽藍

境内の建物

伽藍がらん

寺院の主要な建物の総称。

伽藍はサンスクリット語の「サンガーラーマ(僧侶が集まる園)」を音訳した言葉で、寺院の主要な建物群の総称として使われる。金堂(本堂)、講堂、塔、山門、鐘楼、回廊などを含む配置全体を「伽藍配置」と呼び、時代や宗派によってその構成が変化してきた。

飛鳥時代の四天王寺式伽藍配置では南北一直線上に中門・塔・金堂・講堂が並ぶのに対し、薬師寺式では塔が東西に二基並ぶなど、伽藍配置の変遷は日本建築史の重要なテーマである。「伽藍が整う」という表現は建物が壮麗に揃っている様を意味し、京都・東寺や奈良・法隆寺はその代表格である。なお、「伽藍が飛ぶ」という言い回しは火事で寺が焼失することを指し、木造建築の宿命を表す悲しい表現でもある。